山のあなたの空遠くにもラファ先生がおられると思われる
村上春樹さんのエッセイについて書く前に、
その前に出たハードカバーについて書こうと思っていたら、
枝雀師匠の落語が素敵すぎるので、
それについて書くというか、
そのリンクを貼りたくてならぬ。
桂枝雀 Shijaku Katsura 山のあなた 落語 Rakugo
山のあなたとは、山の彼方のことであり、つまり山のはるか向こうってことでございます。
なんというか、枝雀師匠はですね、『白〜い、ふわっふわっとしたもの』が大好きなのねぇ。
というのが、ひとつの大きな感想なのでございます。
もうひとつの大きな感想は、「喜びごとは、誰かがあーそりゃ良かったねと言ってくれてはじめて喜びごと。一人きりでは喜びごとにならないの」というような台詞を、本当に上手におっしゃるなあということでございます。
ぺろって聞いたら「やー、そんなことないよー」と思うところを、ホントだねぇと思っちゃうもんね。
そして、この噺を聞いた後の最も大きな感想は、ラファ先生は喉の下の半分しか白〜いふぁっふぁっじゃないですが、確実に『幸い』であると思うのでございます。
つまり、猫はほぼ音楽であり幸いであるということでございます。
定期購買しているが飲みが進まずうず高く積まれたコントレックスの箱の上の先生。
先生は茶色や黒のところも、ふぁっふぁである。