ラファ先生がチコに挑みかかるんだかかからないんだか
獲物を狙うケモノのように近づく
ベッドから叩き落とした後、狙ってるようないないような
ほぼ、どうでもよくなる
という訳で、チコというのは映画『バケモノの子』のバケモノの子キュウタの髪の毛にいつも埋もってる、白ネズミ的な極小のバケモノのことでございますが、ラファ先生のオモチャの中にそっくりなやつがいたため、本日は、それで遊んでいただきました。
バケモノの子は、クマテツという熊バケモノに泣かされまくる映画でございました。
「胸の中の剣が大事なんだよ!胸の中の!あるだろ!!」
ってクマテツが人間のキュウタに言うセリフがあまりにも忘れられないのでごさいます。
あるだろ!!って、まるで当たり前のように言うクマテツは強いバケモノであるからそのように言うのであり、基本、この映画の中で人間は弱くどうしようもないものとして描かれておりました。
どこが弱いって、心がなんだけどね。
家に帰り、ラファ先生のおでこを撫でつつ、ラファ先生のいつもあたしを許してくれる心の広さや、さみしさをさほど拗らせないおおらかさを思いながら、そうだケモノは強いな。優しいなと思ったのでございます。
でも、人も、あまり細かいことを考えなければ、そして、嫉妬や憎しみみたいな粘度の高い感情を面倒に思って捨ててしまえば、たいがいケモノっぽく生きることができるし、心に剣も持てるだろとか考えたのですが、人は寂しさを拗らせがちな生き物なので、やはり難しいよなとも思いました。
キュウタはクマテツの弟子ですが、あたしはラファ先生の弟子ですので、上部写真の偽のチコを髪に突っ込みながら、日々精進したいと思っております。
それから今回、バケモノの子に声優さんとして出てる大泉洋さんは、どうでしょうの頃から不特定多数を寂しがらせないのがなんて上手なんだと思ってましたけど、映画の中でもそういった役まわりのキャラクターで、なんだか嬉しい気持ちになりましたぜ。