広島から群馬に連れて来られたばかりのラファ。
空輸と地下鉄と新幹線で既にストレスとは何かを知っていた。

ラファはストレスが便秘に直結するねこなのであります。

ここ3日ほど、彼女はうんうんをしておらず、原因としては

①　注射で血を抜かれたストレス

②　エコーをするのに体毛にさんざんアルコールやらローションやら塗られたストレス
③　左目の炎症を治す為の目薬と飲み薬を無理矢理あたしに注入されたストレス
④　台風の影響であたしが喘息の発作をおこし、ぴーにゃーぴーにゃー煩い未知の生物を中に飼っている飼い主と過ごすストレス

の４点が考えられ、④が一番濃厚な線だと思われ。

喘息から何故か(たぶん寝られないので体力が落ちる)そのまま風邪に移行することがよくあり、早速本日具合が悪すぎて会議に出席せず真っ直ぐ帰宅をいたしましたが、フラフラしてるので転び、ワンピースが下っ腹までめくれ、ゴホゴホ咳をしながら駅の階段を登り、新幹線の中ではもうぐったりで、「ああ、こんなふうに頑張って帰ってきても、また明日２時間かけて会社行くんだなー」とぼんやり思ったのでございます。


しかし。
わたくし、当日休は絶対にしないことが仕事をする上で最も大切なことであり、あと、このブログもせっかく始めたのだから続けたいと思っており、ですのでとにかく、あったかいごはんをしっかり食べて明日に備えようとした訳です。

で、発熱してる中作成したウインナーラーメンを啜り、もう寝ようと思う。


ウインナーラーメンなんて、ウインナーコーヒーみたいで、ウイーンな感じで素敵と思われた方、もしいらっしゃったら申し訳ございません。

これですから。

このウインナー、なんたら牧場のなんとかってやつなんだけど、昨日の半分の今日のラファごはん『七面鳥と鱒』のパテにお芋ちゃん入れたやつの方が、よっぽどうまかったわ。

お芋ちゃんと言えば、ポメラニアン２頭と暮らすＫ丸さんが、わんこがあまりにお芋ちゃんが好きなので、お芋ちゃんをぎっしりタッパに詰めて冷蔵庫にストックしているんだけど、ある日それを自分の弁当と間違えて持参し休憩室で広げ、大変に恥ずかしい思いをした。というのを思い出します。

あたしも目の前の人が、おべんと箱にさつまいもぎっしり詰め込んでたらびっくりするわ。

無事うんうんも出て、うまかったぜ。のぺろぺろ。

★　本日のごはんは、
ドライフード／ピュアフィッシュ30g　ウェットフード／アニモンダ『七面鳥と鱒』25g　さつま芋３ｇ　便秘対策の特効薬／コーヒーフラッシュ１ポーションにマシュマロウプラス10滴入れたもの。
便秘だと食が細くなるのでございます。
ストラバイトと腎臓と胃腸を同時にケアするおいしいごはんがないものか・・。

ラファころゲッティは、中に人がいるんじゃないかと噂になる程、しっかりとしている猫な訳ですが、通常にしていて中に人がいて猫として生活ができる訳もなく、ラファころげは大変な努力をしている訳でございます。

たとえば、昨日の体操世界選手権の跳馬を食い入るように見る訳ですよ。

床で金メダルをとったアブリャジンさんの少し残念な跳馬演技を見て、ニャンパラリのイメトレを行う訳でございます。

ルー・ユーフとは何だと思っているところ(技の名前ですよ、先生)

前足をそんな風に使うとはと思っているところ

危ないではないかと思っているところ

おしり、か、と思っているところ

消えていく・・と思っているところ

この後、マット外でしっかりとポーズを決めていたアブリャジンさんに、ラファは満足げにぷすーと鼻息を漏らしておりました。
猫の評価は体操協会とちょっと違う模様。

以前、ラファはタンスの上から寝ていて落ち、一回転ひねり無し通常姿勢四足伸身全く同時着地(技名キムララファ)を行い、たぶん、びっくりしたのと足がじんじんしたので、しばらく足を踏ん張って固まっていたのですが、このようにイメトレを重ねればひねりを加えられたり、屈伸の宙返りもできると思うの。

そもそも、ラファは本当にちゃんとしていて、あたしがどんなにいい加減に毎日遅かったりそこそこ遅かったりやたら早かったりで帰ってきても、定位置でお迎えをしてくれるのでございます。

それは決して、「玄関でかわいくお出迎え」ではなく、玄関のドアと一直線上にあるリビングの絨毯のへり付近に宝塚の男役様のようにポーズをびしっと決めて、お迎えをしてくれるのです。
たとえ、あたしの寝室で爆睡こいていても、あたしがドア開けてから大急ぎで寝室から飛び出し、トコトコトコっと走っていって何事も無かったかのように絨毯の上でポーズを決めるその様は、ものすごい大物感がある訳でございます(ラファ大好きさなえちゃんが来る時は、おそろしくソワソワしていて少しも男役さん風ではない)。

うーん。本当にえらいなぁラファ先生はー。と心から思っておりますよー。
あたしのぐうたらぶりも、ラファが来てから少々改善されたのですが、それでもまだまだですよね、先生！！　

ラファの中に人がいるんじゃないか！疑惑発端事件については後日ご説明差し上げたいと存じます。

ここから落ちた。幸いにも居合わせあまりの無言のびっくりぶりに少し笑ってしまった。

ちなみに、白井健三さんの床は本当にすごかった。ラインアウトあったけど、あんなふうにドリルのようにぐるぐる回る人を初めて見たわ。
今後、彼のドリルの性能がもっと洗練され、床にしっかりとした穴が開き確実な着地が絶対に出来るようになるに違いないと、心から感じました。

あの黒い目の、ただ一点を目掛ける感を見ても、そう感じました。

★　本日はピュアフィッシュ４０ｇとアニモンダのフォムファインステン『七面鳥と鱒』を４５ｇ。
　　目の輝きと元気度が違う。やっぱり今までのカロリー足りなかったかも。そして肉肉しいものをあげなさすぎたかも(腎臓に恐れをなして)。
　　ピュアフィッシュは330kcl/100g、アニモンダのウェットは91kcl/100gなので、だいたい177kcl。
　　あと20kclは、レタスとカロリーの高そうな甘いハーブエキス『マシュマロウプラス』。

１歳を迎えたラファ先生　3.25kg

ラファの誕生日は10月6日なのでございます。
毎年恒例の牡蠣を存分にむさぼる旅先広島で「なんだこのぶさ・・かわいそうな感じの子猫ちんは」とラファに驚かされ群馬に連れ帰ってから、この猫暮らし初心者なあたしの暴れん坊な暮らしぶりにめげず、無事1歳を迎えてくれたのでございます。

ラファ１歳ありがとう！！(もう、お礼)

ほんで、１歳記念に詳細な血液検査などしようと思い動物病院に連れていきました。

土曜の午前中は混んでいて、待っているわんこやにゃんこがたくさんいて、どちらも大好きなわたくしはキョロキョロしてしまうのですけれども、ラファは猫バックの中でドーンと構えており、うんともにゃーとも言わず、スフィンクスの姿勢を保っていました。

あまりによそのニャンコズがお手本のような「にゃー」を繰り返すので、バック上部のネットを少し開け、
「ラファ先生、ねこはやっぱりにゃーと言うみたいですよ」と伝えたところ、
「それがどうしたというのだ」という顔をされたのみでした。

ちなみにラファは、ほとんど鳴かない猫ですが、
「追いかけっこしよう！」というときには「キャキャッ」と言い、
「何勝手に寝てるのだ！　遊ぶべきだろう！」という時はリビングで「ホエーー！！」と高らかに言い、
後はなんだか文句を言いたいのか、トコトコ歩きながら「クルクル、ヴヴン゛」みたいなことをつぶやいており、あんまりにゃーと言わないにゃ。

そしてこの日、両後ろ足から血をたっぷり抜かれ、少しも嫌がらず大人しく血を抜かれている様に先生も押さえ係りのスタッフの方も驚愕していらっしゃる中、あたしだけ「さすが！さすがですよラファ先生！！　頭が下がる思いです！」とラファにエールを小声でしつこく送り続けたのでございます。

この日、エキゾチックの遺伝的疾患であるPKD(多発性嚢胞腎)の検査の為、腎臓のエコーも実施していただいたのですが、４月に撮ったものと大きさも変わらないということで、特に異常は無いようでした。

で、血液検査がですよ、アメリカに送ってやってもらうようなもので、２万円と言われた日にゃびっくりする訳ですよ。


まあ、小さい頃あたしが無体を働きすぎてストラバイトになったり風邪ひいたりしてたラファ先生の健康の為なら、多少のことは本当にいいんですけれど。

予め、あたし電話予約したんだから、その時に「では次回は少なくとも二万円は必要です」とか言ってくれたっていいじゃないの。

猫暮らしマイスターのみなさまは「何言っちゃってんのよ、ｱﾀﾘﾏｴじゃなーい」と思われるかもしれない事ですが、猫の検査すげーと思った訳でございます。

そんなこんなで病院帰りにラファ連れて実家に寄ったら、おかあやんが「ラファちゃん誕生日に(はもう過ぎている)血を抜かれたの！　大変だったねー。偉かったねー。何か欲しいものあるー？」
とラファに言うので、ラファは無欲な猫なのでレタスにしか欲望が向かないので、代わりにあたしが、
「新しいトイレが欲しいと言っています」ということで、トイレ代金をせしめたのでございました。

血を抜かれ疲れ果てたように眠るラファ