エキゾチックショートラファ

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ラファ先生に風邪の特効薬として一部をいただく

ここのところいろいろあり、明日明後日連休だーやったー!
という気の緩みからか、本日風邪をひきました。


子供のころから、風邪をひくと絶対に食べたくなるものがあり、
それって塩味の豚肉なのでございます。
なので、今日はビアシンケンというボロニアソーセージを食べました。



まわりのソースはもうソースとは言えない程のたっぷりぶりで、
ビアシンケンが海の孤島のようになっておりますし、
もうなんか、巌流島!みたくなっており、
しめじが、岩場にのりあげているトド!みたくなっており、
しかもかなり、ぎょにそ(魚肉ソーセージ)に似てるけど、でもこれ豚なのね。


生姜とかにんにくとかたっぷりの豆乳ソースですが、
この緑のものがですね。
ちぢみほうれん草なのですが、すごく土の香りがするんだよ。
なんだかね、とても安心いたしました。


土や水の匂いは安心するよねえ。


そして。
どういったタイミングかわからんが、先生の毛が混入されていましたけれども、
そのまま食べました。
風邪が治るかどうかはともかく、
先生の毛一本でもかわいい気持ちになってしまうのでございます。


あたしのタオルを枕にしている先生
暗いところを無理やりとったので、先生が不本意な顔をしているのと画像が粗い。

ラファ先生はブロッコリも大好きに思う

先生がさんざん体をすり寄せた後、まさにお口に入れんとす。といったところ。



本日お休みでございましたので、近くの八百屋さんでいろいろ購入した中に、このド立派なブロッコリがありまして、こんなに巨大で88円でございました。素敵!!


で、先生にお見せしたらものすごく気に入ったらしく、
ブロッコリをブーケのように持ちながら「先生、こっちこっち!」とか、アホみたく逃げるあたしを追いかけてくださり、
最終的に先生はこの緑の豊穣な森のミニチュアのようなものに身体をすり寄せつつごろごろ言っていらっしゃいました。


んで、このように食べる、というかお口でも確かめるという行動に出た為、
「あ、先生、生はいけませんよ生は! 今すぐうでますね」
ということで、自分用の塩をふんだんにきかせた湯とラファ先生用のただのお湯でうでたのでございます。


えーと人には、誰でも、ひとつくらいは自慢できることがあり、
あたしにとってそれは、ブロッコリのうで加減なのですが、つまり、自信がかなりあるのですが、
先生は、結局うでたブロッコリは召し上がってくださらなかったの・・・。


なんで!!


やっぱりブロッコリは食べ物枠じゃなくてお友達枠なの!?
あ、それ、先生にとってはどっちも一緒だった。


とにかくですね、結論としては先生にとっての現在の好き好き順位は、


1位⇒レタス
2位⇒ブロッコリ
3位⇒あたし


みたいな感じでございます。


ブロッコリめ(うまかったが)。



下は、3日前くらいの高崎の朝焼け。
朝焼けは、どうして夕焼けの何倍も容赦なく荒々しくて綺麗なんだろうか。

ラファ先生は栞にときめきまくる


しおりに対してものすごくいい反応を見せる先生。



ハードカバーのつるつるしたしおりをめちゃくちゃ口に入れたがっていて、ものすごく熟読している感じになっている先生。



ということで。
何故か、ラファ先生が西加奈子さんをものすごく気に入り、
普段はそうでもないのに栞をいらいまくっていのでございます。
猫にとって、本を読むいうことは、栞をいらうということなのかもしれませぬ。


西さんのご本は、直木賞の『サラバ!』と、上の文庫は『漁港の肉子ちゃん』なのですが、サラバ!に比べ、肉子ちゃんの完成度の高さといったら、本当にいいお酒を飲んでいるような気持ちで(しかもめっちゃ楽しい酒)読みました。


肉子ちゃんは、天使だと思う。


西さん未体験のかたは、サラバ!がちょっと長いなと感じたら是非とも肉子ちゃんのステキっ!さを体験していただければと思います。


そして、サラバ!の凄みというのは、人にはみなサラバがあるべきだろうという、強い強い信念のもとにきっと書かれたに違いないというところでございます。


サラバ!の一人称の語り手のあゆむくんは、いつも心に綺麗なサラバ!
(然あらば、ということ。つまり自然の理に対してものすげえ沿っている感じ。森羅万象に対する人間の謙虚さ、達観諦観、色即是空な感じ)
を、
持っている事を忘れちゃうんです。


たぶんね。
この、忘れる、っていうのが重要で、
ほぼ日々何かを忘れて暮らしている訳ですけれども、
忘れずには暮らせないのですけども、
ある日、はっ!と、
思い出すことありますよね。


人は、必要な時にそれを思い出せるような人生を、
誰もが絶対に送っているのだと、
おいらは思っているのでございます。


そういった希望の物語がサラバ!でございまして、
漁港の肉子ちゃんは、もう、音楽のように、映画のように素晴らしすぎて、
あまりにも言葉もなくオススメ。