落語を聞くようになって寄席などよく通っていたころ、生ではないけれどいくつかお噺を聞いて面白い人だなあと思っていたら、自ら命を絶ってこの世からいなくなってしまってびっくりした、桂枝雀さんの落語をひっさしぶりに聞きました。
今聞くとですね、あの頃はわからなかった凄みでちりちりしつつ、やっぱりおもしろくて次から次へとyoutube内を貪るように見てしまい、休みの日はもう枝雀師匠と一緒に住んでるんじゃないかっていうくらい師匠がずっと喋ってるのでございます。
こないだ電話くれたさなえちゃんが、
「ぽんちゃん、どこのおじさんと一緒にいるのかと思ったよー」と言ってましたが、枝雀師匠です。
そんで、この私と一緒に住んでいる師匠にですね、ラファ先生もくぎづけなのでございます。
たぶん、師匠の身振り手振りが大きくて素晴らしすぎるので、そこが好きなのかもしれないんだけど、先生も面白いと思っているのか、時々にやっとしていらっしゃいます(たぶん)。
テレビの裏に師匠を見つけに行ったりもして、だいぶ気に入ってるもよう。
枝雀師匠はご自分のうつ病のことを「死ぬのが怖い病」とおっしゃっていたそうですが、師匠のハッピーエンドの噺を聞いていると、確かにいつも死が近くにあった人なのかなあと思います。
あんまりにも近くにありするぎるそれの姿を、怖いものと絶対にしない意志の力を感じるのでございます。
あと、座布団に絶対に斜めに座るとこも、なんか好き。
桂枝雀 Shijaku Katsura 貧乏神 落語 Rakugo
さて、ラファ先生なんですけれども、あたし本日発見した籠というかなんというか丸い入れ物に、ドーナツ座布団とチコ(ねずみのぬいぐるみ)を入れたところ、大変に大変に気に入ったらしく、ずーっとごろごろ言いながら、寄り添っていらっしゃいました。
いや、先生、あたしそれ先生の座布団として制作したつもりなのでございますけどねー。
ぽんぽんこれをくれるのか
めちゃくちゃ覗き込む
部屋を変えても、発見した途端にすぐ寄り添う
なんか、お友達扱いなのでございました。
本当のところ、あたしにも、これくらい寄り添っていただいて全く構わない。